首都圏は寒い日が続いていましたが、一気に25度を超える日も出てきました。
今年は桜の訪れがずいぶん遅かったですが、ようやく桜の声が聞こえるようになってきました。
短歌誌『ぬはり』4月号が出来上がりました。
会員のお手元に届くころだと思います。
今号は随筆が多く掲載されていますので、ぜひお楽しみください。
短歌人が書く随筆はまた一味違うもので、読んでいてとても面白いです。
4月といえば、日本では新しい年度が始まる時期です。
学校には新入生が、会社には新入社員が、そして各自が新しい生活を始めるのも4月です。
こうした3月末から4月の時期に花開く桜は、淡いピンクの色が可憐なものや、大ぶりの花びらが咲き誇るものなど、多くの種類があります。
もともとは山に自生している山桜を古来から人々は愛でてきましたが、桜の花の可憐さ、控えめな美しさ、そしてあっという間に散ってしまう儚さは、人生のたとえにもされてきました。
北国では桜は4月末から5月に花開きます。
日本列島が南から北まで、桜前線の名前のごとく、花で彩る春を咲かせていきます。
桜の花はやはり日本に住む人々にとって、特別なものだと感じます。
桜の花に思いを馳せながら、今年はどんな桜の短歌を詠おうかな・・・と考えたりします。
みなさんにとっての思い出の桜はどんなものですか?
桜の季節に桜の短歌を詠う喜びを、今年もかみしめながら過ごしたいと思います。