10月に入りようやく秋めいて・・・

10月に入り、首都圏もようやく秋めいてきました。

10月初旬までのあの暑さは、いったい何だったのか⁈と思うほどでしたね。

いまでも25度以上になる日があったり、とても肌寒い日があったり寒暖差が大きな季節ですので、この季節の変わり目には気を付けていきたいですね。


短歌誌『ぬはり』10月号が発刊しています。

今号には二カ月前の夏真っ盛りだったときの様子を詠んだ歌が多く、この夏の暑さの異常さを物語るかのようです。

ぬはり社短歌会の会員は、九州から北海道までいますが、どの地域でも夏の厳しさをうたったものが目立ちましたので、南に住んでいても北に住んでいても、日本の夏はすでに猛暑から逃れることはできないのだなぁと考えたりしております。

ちょっと涼しくなったこの時期に、短歌で猛暑を想い出す機会にもなりますね。


さて、来年、2026年5月に開催する、ぬはり社短歌会の99周年記念大会『白寿記念大会』の準備期間に入っています。

全社をあげて、この記念行事を開催する予定です。

ぬはり社短歌会は、昭和2年に短歌誌『ぬはり』が創刊されたことで生まれた短歌結社です。

ぬはり社短歌会は、現在では珍しくなった短歌結社という形式をとっていますが、こうした結社形式の良さは、歌会という勉強会を長く続けていること、そして自分たちの短歌誌の特色を後世に伝えていくことができるという点かと思います。

短歌をよむ喜びを学び、先人たちの歌を伝え、そして自分たちの歌もいずれは後輩たちによって読み継がれていくことになります。

手軽に始められる趣味である短歌ですが、個人で学ぶのも良し、また一方、こうした短歌結社で学ぶのもまた一つの方法です。

どんな手段であっても、【短歌】という趣味、芸術を通して、いろいろな方たちと知り合いになれたり、他の方の歌を学んだりする機会があることを嬉しく思います。


短歌ブームと呼ばれてしばらくたちますが、こうしたブームに終わらせずに、歌というものがいかに身近にある文芸なのか、身近に接する機会のある趣味なのか、いろいろな人たちに伝えていけるとよいなぁと思ったりしています。


まもなく秋も深まっていきます。

やがて訪れる冬を前に、秋という素晴らしい情景の中で、短歌を楽しんでいきましょう。

ぬはり社短歌会

「ぬはり社短歌会」のwebサイトへようこそ! 短歌誌「ぬはり」は1927年(昭和2)に歌人菊池知勇によって創刊されました。 2025年現在、創刊98周年を迎えます。 本会は短歌の創作を目的とした文学結社です。 発表の場として短歌誌「ぬはり」を毎月発行しています。 「ぬはり」という名前は『万葉集』の和歌に由来し、榛の木のことです。 当短歌会については本サイトのMENUや、アメブロの方もご覧下さい。

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