『ぬはり』12月号発刊・あと一カ月で今年も終わりですね

まもなく12月になろうとする首都圏です。

ですが昨日は最高気温が20度、本日も17度もあって、まもなく師走とは思えない穏やかな温かさです。

朝晩は少し寒くなりましたが、それでもこれが晩秋かと思うような天候が続いています。


『ぬはり』12月号が発刊しています。

今月は10月頃の歌が多く掲載されました。

私は個人的には、私を短歌の道に導いてくれた母が9月に亡くなり、その追悼歌を寄稿させてもらいました。

人間として尊敬し、短歌も穏やかで温かみのある言葉遣いで、誰にでも笑顔で接する母は私の理想の人でもありました。

こうして家族が亡くなったときに歌を詠む人は多いと思いますが、歌詠みとしてはやはり一瞬冷静になり、その人と自分との関係を見つめ直して、ペンをとることになるかと思います。

友人、知人、家族、人を亡くしたときの悲しみが、こうして短歌という芸術へと昇華されていくと、なんだか歌というものが亡くなった人の墓碑のように感じられて、感慨深いものがあります。

『ぬはり』12月号、手に取る機会がありましたら、どうぞ読んでみて下さい。


あと一カ月で2024年も終わろうとしています。

『ぬはり』は今年も会員の日常を映す鏡のような役割をしてきたと思います。

残り一カ月、思い残すことがないように過ごせるとよいですね。

平和な年末でありますように・・・・・・

ぬはり社短歌会

「ぬはり社短歌会」のwebサイトへようこそ! 短歌誌「ぬはり」は1927年(昭和2)に歌人菊池知勇によって創刊されました。 2024年現在、創刊97周年を迎えます。 本会は短歌の創作を目的とした文学結社です。 発表の場として短歌誌「ぬはり」を毎月発行しています。 「ぬはり」という名前は『万葉集』に由来し、榛の木のことです。 当短歌会については本サイトのMENUや、アメブロの方もご覧下さい。

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