「ぬはり」2月号発刊中です
今年の冬は暖かいなぁとあなどっておりましたら、極寒の冬が到来しています。
北国はじめ、九州のほうにも雪が降り、電気代も急騰したりと大変な冬です。
短歌誌「ぬはり」2月号を発刊しています。
2月号の中から、全会員から優秀作品を選ぶ「はんのき(12月号選)」をご紹介します。
「えらいこっちゃ」大阪弁の姉さんは良きも悪しきも笑いに変える
(額田定子)
戦争を肌で知る人減りつづき壮絶の記憶失われゆく
(藤崎みゆき)
涼し夜の天空渡る十六夜月の語る合うかに夕星と向かう
(西原信子)
まなうらの母の姿のなお淡し雲間に今宵あざやかな月
(野坂和佳子)
爽やかな秋風の吹く川岸に色取り取りの秋桜の揺る
(上関みさ)
人生をやり直さんと思うただこの性分がきっと邪魔をす
(高橋好子)
「あちょぼうよ」可愛い声で言われたら断れないよすぐ子の傍へ
(若井友)
※旧仮名遣いの会員も新仮名にて掲載しています。
どの短歌も、自分たちの日常を上手に切り取り、あるいは人生を切り取っています。
短歌とは三十一音でつづる人生のしずくです。
滴り落ちるしずくを上手に受け止めて、短歌に凝縮できるとよいですね。
次回、3月号ではいよいよ来年の開催の全国大会のことなどを掲載予定です。
楽しみにしていてください。
少しでも春に近づきますように・・・・・
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